SAM BATについて 世界初のメープルバット
SAM BATについて
世界初のメープルバット
メープルがプロ野球界の標準となる以前、その始まりにはSAM BATがありました。
カナダ・オタワの小さなガレージで生まれた一本のバットは、やがて野球史における最も重要な革新の一つとなります。
25年以上が経った今もなお、その原点にあるのは創業者サム・ホルマンのビジョン、職人としての誇り、そして「より良いバットを作りたい」という揺るぎない信念です。
現在、プロ野球で使用される木製バットの75%以上がメープル製です。その変化の原点となったのが、世界で初めてプロ野球で公認されたメープルバット——SAM BATです。
私たちの物語
1990年代半ば、オタワの名高い歴史あるパブ「メイフラワー・パブ」でのある夜。
プロ野球スカウトのビル・マッケンジーは友人であるサム・ホルマンにこう問いかけました。
「アッシュ材のバットが折れすぎる。何か解決策はないだろうか?」
サムは、その問いに真正面から向き合いました。
木材の研究、野球の物理学、バット設計の分析。長年培ってきた職人技と探究心を武器に、彼は理想のバットを追い求めます。
そして辿り着いた答えがありました。
野球バットの未来はメープルにある。
1996年、サムは自宅ガレージでメープル製の階段手すりを削り出し、最初の一本を完成させます。
そのバットがオタワ・リンクス球場で試打された瞬間、周囲はその性能の違いを確信しました。
飛距離、打感、耐久性。
すべてがこれまでとは違っていました。
ある選手はこう言いました。
「そのバットを取られたくなければ、自分の名前を入れた方がいい。」
こうしてSAM BATは誕生しました。
革新は素材から始まる
サムは知っていました。
革新は設計だけでなく、素材選びから始まるということを。
ロックメープルはアッシュよりも高密度で強く、優れた耐久性を備えています。
そのため、より力強い打感と高い耐久性を実現することができます。
SAM BATでは創業当初から現在に至るまで、木目が真っ直ぐで欠点の少ない最高品質のロックメープルのみを厳選して使用しています。
一本一本のバットは、選手の努力に応えるために作られています。
世界最高峰の選手たちからの信頼
SAM BATの評判は瞬く間に広がりました。
最初にその価値を見抜いたのは、6度のオールスター選出を誇るジョー・カーターでした。
試打後、カーターはサムにこう語りました。
「君は本当に素晴らしいものを作った。続けるべきだ。」
— ジョー・カーター
その後カーターは試合でSAM BATを使用し、ホームランを放ちます。
さらに彼はこう評価しました。
「メープルは硬く、割れにくい。傷みにくく、長く使える。これから長く使われるようになるだろう。」
— ジョー・カーター
やがてカーターの紹介によって、サムはバリー・ボンズと出会います。
ナショナルリーグMVPを7度受賞し、メジャーリーグ通算本塁打記録保持者であるボンズは、SAM BATの熱心な支持者となりました。
選手の要望を真摯に聞き、一人ひとりに合わせたバットを作るサムの姿勢は、ボンズから大きな信頼を得ました。
その結果生まれたのが、伝説的モデル「2K1」です。
2001年、ボンズはSAM BATを使用して73本塁打という歴史的記録を達成。
さらに通算762本塁打という前人未到の記録もSAM BATとともに打ち立てました。
ボンズはこう語っています。
「打席では自信がすべてだ。そしてSAM BATはその自信そのものだ。」
— バリー・ボンズ
SAM BATロゴに込められた想い
SAM BATのロゴもまた、ブランドの歴史を語る大切な存在です。
サムは、球場のスタンドからでもテレビ画面からでも一目で分かるシンボルを求めていました。
その依頼を受けたのが兄でありアーティストでもあるネイサン・ホルマンでした。
ブランド名に着想を得て生まれたコウモリをモチーフとしたロゴは、ネイサンの娘ローラが手掛けた目のデザインによって完成しました。
シンプルでありながら力強いそのマークは、やがて世界中の選手たちに認識される存在となります。
今日ではSAM BATロゴは、品質、革新、そして信頼の象徴として野球界で広く知られています。
カナダの職人技
SAM BATはガレージから始まりました。
しかし、どれだけ成長しても私たちの哲学は変わりません。
私たちは、職人技こそが品質を生み出すと信じています。
木材の選定から加工、仕上げ、品質管理に至るまで。
すべての工程に妥協はありません。
私たちは単にバットを製造しているのではありません。
一本一本を丁寧に作り上げているのです。
私たちの使命
私たちの使命はシンプルです。
世界最高品質の木製野球バットを作ること。
SAM BAT創業以来受け継がれてきた革新、品質、職人技、そして選手への敬意を胸に、これからも世界中のプレーヤーから信頼されるバットを作り続けます。
なぜなら、偉大な選手には偉大なバットがふさわしいからです。
そして、自信は手にする一本から始まるのです。